日付:2015年10月5日
場所:ヒルトンハワイアンビレッジ「TAPAボールルーム」
■河崎塾生へ
フィロソフィを共通言語として
●全世界7万人の京セラ従業員たちの一体感をかもし出しているもの
河崎さん、ありがとうございました。ニューヨークでアパレル関係のお仕事をなさって、たいへんな苦労をなさってこんにちまでこられたことがよくわかりました。以前から、スマートなお顔の河崎さんにお目にかかるたびに、どういうお仕事をしていらっしゃるのかなと思っておりましたけれども、アパレル関係のお仕事をしていらっしゃったことがわかりました。
盛和塾に入塾なさってから、特に社員とフィロソフィでつながる関係をつくってきたというお話でした。特にカリフォルニア州サンディエゴにある京セラインターナショナルを訪問してくださって、米国人の社長と受付をしている米国人女性との会話から、京セラフィロソフィがいかに浸透しているのかということに気付き、それを糧にして自分の会社をよくしていこうとなさったという。
フィロソフィは、私が人間として何が正しいのかということをベースに説いてきた哲学です。民族、言語、地域を超えて、これは普遍的なものだと思っていますし、ですから何の躊躇もなく、米国、ヨーロッパだけでなく、世界各地にいる私どもの現地社員たちに話してまいりました。民族、地域、言語を超えて、みんながよく理解してくれて、一体感のある人間関係をつくることができたと思っています。それがこんにちの京セラの発展につながっているわけです。
今、京セラには全世界7万人の従業員がいます。ヨーロッパ、アメリカ、中国、東南アジア、世界各地に7万人の社員がいるわけですが、その社員たちの一体感をかもし出しているのが、まさに京セラフィロソフィなのです。京セラフィロソフィを共通言語として日常の会話に、日常の行動に、また会社の経営に活かしている。それが京セラの結果を生んでいるのです。
ニューヨークという厳しい場所でアパレル関係のお仕事をなさりながら、社員をまとめていった河崎さん。なるほどなと思いながら、お話を聞いておりました。
日本の繊維産業はたいへん強いと、私は思っています。ですから、もっと深掘りをしていきながら、もっともっと大きな会社になさってはどうかと思いました。
ありがとうございました。